デジタル体験アシュアランスとは
デジタル体験アシュアランス (Digital Experience Assurance、DXA)とは、組織にクロスドメインのインサイトを提供し、運用の自動化とユーザー体験に影響を及ぼすあらゆる要素に対してプロアクティブな対処を可能にする新しい IT 管理の手法です。
DXA は IT 部門の管轄であるネットワークやインフラストラクチャ、アプリケーションに対する可視性がサイロ化した状態であった従来のモニタリングツールとは一線を画します。IT を取り巻く環境が複雑さを増す中でも、相関関係を把握できる DXA のインサイトとクローズドループのアクションを活用すればサイロ化した可視性を脱却し、円滑な運用を実現できます。
待ったなしのデジタル化時代に万全の備えを
各社が競争を繰り広げるデジタルの世界では、ブランドの評判も収益も、従業員の生産性も、すべては卓越したデジタル体験を安定して提供できるかにかかっています。それもいつ、どこででも、あらゆるユーザーに提供できる、という厳しい条件が求められます。この 10 年で企業は大きな変化をいくつも経験しました。その影響で社外のインフラや環境への依存度は増し、IT やネットワークを担当するチームの業務は加速度的に複雑化しています。目下の課題となっているのが、自社所有のインフラか否かを問わず、その両者においてデジタル体験を保証することです。
デジタル体験モニタリングにおける先駆者
IT 部門が管理するネットワークやアプリケーションのパフォーマンスを管理するには、ドメイン特化型の従来のネットワーク パフォーマンス モニタリング(Network Performance Monitoring、NPM)やアプリケーション パフォーマンス モニタリング(Application Performance Monitoring、APM)のようなモニタリングソリューションが不可欠でした。しかし、モニタリングできる境界の外にある、インターネットという広大な世界に存在する隙間には、そうしたソリューションでは対処できません。
ThousandEyes がデジタル体験モニタリング (Digital Experience Monitoring、DEM)の草創期に果たした役割は大きく、ユーザー体験の構成要素が企業の直接的な管理下にあるか否かにかかわらず、体験のあらゆる段階で包括な可視性が重視される新時代の先駆けとなるソリューションでした。その DEM を継承した ThousandEyes は、今も変わらずデジタル体験をプロアクティブに保証することを目指しています。ThousandEyes では膨大なデジタル体験のデータや AI と機械学習の技術、オープンスタンダード、エコシステムを駆使して開発された業界最先端のプラットフォームにより、デジタルサプライチェーン全体を通してすべてのユーザーに、効果的にデジタル体験を提供します。
ThousandEyes Digital Experience Assurance(DXA)
ThousandEyes は一つひとつの体験の結び付きを可視化し、把握することで体験の質を向上させ、すべてのユーザーにプロアクティブにデジタル体験を提供する、業界屈指のソリューションです。ThousandEyes を活用することで、お客様は卓越した体験の提供というビジネス上の価値を手に入れることができます。それを可能にしているのが、エンドツーエンドの可視性、AI 主導のインテリジェンス、クローズドループの運用という核となる 3 つの機能です。
エンドツーエンドの可視性
デジタル体験サービス提供チェーン全体のグローバルトポロジをまたいだ可視性により、ユーザーも、アプリケーションも、ネットワークも、あらゆるもののパフォーマンスを測定できます。
AI 主導のインテリジェンス
ThousandEyes はインターネットやクラウド、企業ネットワークをまたいで測定され、日々蓄積される無数のデータを取り込むことで、ユーザー体験の観点から自動的に問題を浮き彫りにし、インサイトを導き出します。
クローズドループの運用
問題特定から解決への道を切り開く。AI を駆使した推奨事項の提示とシームレスな統合により、お客様の IT エコシステムのつながりを超えたアクションの実行、さらにはその自動化を実現できます。
ThousandEyes があればネットワーク、アプリ、インフラが自社所有のものか否かにかかわらず、それらに点在するデジタル体験のあらゆる要素を結び付けることで全体像を把握できます。デジタル体験への理解が深まれば、その体験を提供するためのアクションを取ることも、さらにはアクション自体を自動化することも夢ではありません。
ThousandEyes Digital Experience Assurance で、デジタルの複雑化に対応しましょう