マルチクラウド インフラストラクチャのモニタリング

AWS、Google Cloud、Azure などにあらかじめ展開されている Cloud Agents や、お客様固有の VPC に展開した Enterprise Agents により、パブリッククラウド環境とハイブリッドクラウド環境を監視する方法をお確かめください。ThousandEyes Cloud Insights により、主要なクラウドプロバイダーが提供する、クラウドベースのインフラストラクチャ、サービス、トラフィックを一元的に把握できます。

マルチクラウドモニタリングの有効化

企業ではベンダーによる囲い込みを抑制し、Amazon Web Services(AWS)や Google Cloud、Microsoft Azure、IBM Cloud、Alibaba Cloud などの複数のクラウドプロバイダーから選んだ最善の組み合わせによるサービスを利用すべく、マルチクラウド戦略の導入が進められています。モジュラ方式のアプリケーション アーキテクチャの急増によって、企業が保有せず管理もしていないインフラストラクチャやネットワークをまたぐサービス間通信の組み合わせは複雑化しています。こうした通信の大部分がインターネットを横断し、今では企業にとってミッションクリティカルな通信に発展しました。

パケットキャプチャやフロー、SNMP、ログデータに頼る従来のモニタリングツールでは企業の境界の外縁を離れられず、パブリッククラウドサービスとの間やその内側の接続を把握できていません。そのことが、マルチクラウド環境に可視化できない死角を生み出す結果となっています。プロバイダー独自のクラウドモニタリング用のツールとソフトウェアでは、マルチクラウド環境全体のユーザーの接続や通信は把握できません。可視性の欠如はデジタル体験の提供品質を下げる恐れがあり、それによって収益性の悪化やブランドに対する評価、従業員の生産性にも悪影響を及ぼします。

企業は、Amazon Web Services(AWS)、IBM Cloud、Alibaba Cloud などのクラウドプロバイダーのマルチクラウド戦略を採用
Inventory Your Cloud Infrastructure and Service Dependencies

クラウドインフラとサービスの依存関係をインベントリ化する

ThousandEyes Cloud Insights により、クラウド インフラストラクチャ プロバイダーのすべての要素とサービスのインベントリを自動的に作成します。これにより運用チームは、ユーザー体験に影響を与えかねない構成と運用の変更を追跡して、レポートに出力できます。さらに、アプリケーションフローのサービスチェーンとトラフィックパスを詳細に可視化し、プロバイダーアーキテクチャに起因するサービスの依存関係やパフォーマンスの問題を特定するのにも役立ちます。

詳しくは、「クラウドネイティブ トラフィックとスポット設定の変更」をご覧ください

ThousandEyes Cloud Insights は、エンドツーエンドのエクスペリエンスに関する問題について、かつてない統合レベルで可視化できます。クラウドリソースに影響を与える、クラウドプロバイダーのトラフィックボリュームや設定変更について、エクスペリエンスの問題との関連性を直接特定できることが特徴です。このインサイトにより、拡張クラウドネットワークがユーザー体験に影響を及ぼしているかどうかを容易に判断できるほか、問題の根本原因を迅速に特定して、パフォーマンスの優れたエクスペリエンスを提供できるようになります。これらのインサイトは、インフラストラクチャがどのクラウドプロバイダーに属していても、一元的に把握できるため、複数の環境にわたるリソースの障害対応とレポート出力が可能になります。

See Cloud-native Traffic and Spot Configuration Changes
Make Performance-based Cloud Architecture Decisions

クラウドアーキテクチャに関する決定を、パフォーマンスに基づいて下す

Cloud Insights は、サポートするクラウドプロバイダーからネットワークフローデータを収集し、クラウドサービス内のトラフィックフローに関する詳細情報を提供します。これには、リージョン、VPC、アベイラビリティ・ゾーン、外部アプリケーションソース間のトラフィックといった情報も含まれます。異なるゾーンやプロバイダー間のトラフィック経路が最適でない場合、運用チームが把握して、最適化を実施することで、不要なゾーン間通信やマルチクラウド通信を排除することができます。

リサーチ

クラウド パフォーマンス レポート(2022 年版)における主な調査結果

今年のクラウド パフォーマンス レポートでは、パブリッククラウド大手 3 社(Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud)のネットワークパフォーマンスとコネクティビティ アーキテクチャを調査・比較。主な調査結果をご覧ください。

『クラウド パフォーマンス レポート』では、Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud のネットワークパフォーマンスを比較

ThousandEyes によるマルチクラウドモニタリング

ThousandEyes のマルチクラウドモニタリングを利用すれば、マルチクラウド環境のあらゆるサービス提供パスを即座に、しかも包括的に把握できるため、マルチクラウド環境が抱える複雑な運用上の問題を解消し、クラウドの定着を促進し、今まで以上のデジタル体験を提供できるといった多くのメリットがあります。

すべてのクラウド環境全体をネットワークモニタリングで可視化

マルチクラウドモニタリングに求められているのは、ハイブリッドクラウド、プライベートクラウド、パブリッククラウドの各サービス間で、アプリケーション層とネットワーク層のパフォーマンスを評価し、可視化できる能力です。ThousandEyes は、最新のクラウド戦略でそうしたニーズに応えます。15 の AWS リージョン、15 の Google Cloud リージョン、19 の Alibaba Cloud リージョン、そして 25 の Microsoft Azure リージョンにあらかじめプロビジョニングされているクラウドベースのモニタリングサービス向け監視ポイントにより、複数のクラウドプロバイダーにまたがるマルチクラウドネットワークのパフォーマンスを把握できます。

あらかじめプロビジョニングされている Cloud Agents だけでなく、軽量な Enterprise Agents を VPC やデータセンター、分散拠点に展開することで、ハイブリッドクラウド環境やプライベートクラウド環境に関する指標も収集できます。こうすることで、計画の策定から展開、クラウドの導入における運用段階やマルチクラウド戦略に至るまで、すべてデータに基づくアプローチを採用できます。ThousandEyes を利用することで、アプリケーションの提供やネットワークの挙動、サービス間の依存関係、それらがデジタル体験に与える影響まで、安全かつ即座に把握できます。

ThousandEyes が選ばれる理由

クラウドの導入を最適化

AWS、Google Cloud、Azure、IBM Cloud、Alibaba Cloud などの各クラウドに展開された Cloud Agents から、マルチクラウドネットワークやアプリケーションのパフォーマンスに関する分析情報を即座に得られます。

優れたデジタル体験を提供

お客様のクラウド インフラストラクチャから隠れた依存関係を発見し、API ゲートウェイなどの外部サービスに関するインテリジェンスを視覚化して把握できます。

IT 運用を合理化

ダッシュボードや指標、可視化された情報を社内外の関係者と共有することで連携を促進し、問題がないことの証明や早急な問題解決に活用します。

関連するブログ記事

ThousandEyes が、パブリック クラウド プロバイダー上位 3 社のパフォーマンスデータと接続アーキテクチャを調査および比較
クラウド パフォーマンス レポートの重要ポイント
クラウド時代のモニタリングは、外部ネットワークの依存関係とリソースの影響を考慮するように進化
IT 運用の可視化によりクラウド戦略のリスクを軽減する方法

ThousandEyes によるマルチクラウドモニタリングを今すぐ始めましょう

Upgrade your browser to view our website properly.

Please download the latest version of Chrome, Firefox or Microsoft Edge.

More detail