インターネット サービス プロバイダーのパフォーマンスの監視
インターネットアクセスとデータ伝送は不可欠の基盤です。それらの重要性は、収益性のある Web サイトやモバイルアプリのデジタルビジネスの事業者にとっても、新たな SD-WAN の導入を進める企業にとっても、また IaaS や SaaS のクラウドで稼働するアプリに専用線でインターネットアクセス(DIA)を行う分散拠点にとっても変わりありません。主要な ISP からピアリングや伝送に関する分析情報が得られなければ、事業運営に必要な接続を確実に提供することはできません。残念ながら、従来の ISP モニタリングツールやソフトウェアでは、お客様の内部ネットワークから外側のインターネット接続やパフォーマンスを可視化することはできません。
ThousandEyes では、能動的な手法と受動的な手法を組み合わせることで高い可視性を実現しています。具体的には、ISP の接続を監視したり、ISP のトラフィックリンクから遅延の顕著なものを特定したり、サービス提供チェーン全体からパケット損失が生じているインターフェイスを特定したりといったことが可能です。レイヤ 3 のトラフィックパス全体でインターネット接続を継続的に監視し、ISP の障害やインターネット接続の中断が起きていないかをホップ単位で突き止めます。お客様のルートが到達可能であるかどうかは、BGP の情報を利用して判断します。
お客様が利用するすべての ISP の監視
インターネット接続の監視方法
ThousandEyes は、世界のおよそ 200 か所の都市に展開されている Cloud Agents を利用することで広範囲にわたる可視性を提供します。また、外部向けの Web 資産およびアプリを顧客やユーザーの監視ポイントから監視し、接続をマッピングすることもできます。
お客様の管理下にあるサイト、たとえばデータセンターや分散拠点、IaaS クラウドなどとの間の通信を可視化するために、ThousandEyes Enterprise Agents を展開し、ISP から外部サービスやお客様のユーザーがアクセスしているサーバーに向かうアウトバウンドの接続を監視することもできます。
問題の原因と責任プロバイダーが特定できたら、サイトのパフォーマンスや障害に関するデータを保存します。その情報を ISP に共有することでトラブルチケットを迅速に解決し、ユーザーへの影響を抑えられます。
プロバイダーのネットワークに潜む問題の早期発見と問題の証明
ThousandEyes はインターネット全体をカバーする Cloud Agents とお客様の WAN 全体をカバーする Enterprise Agents を利用することで、お客様が利用する ISP の所在地にかかわらずそのパフォーマンスを把握できます。
ISP の接続を監視する理由
企業通信のバックボーンになりつつあるインターネット
- ISP の障害や企業サービスへの影響をプロアクティブに検知
- WAN やインターネット伝送、データセンター接続を可視化
- 転送パスの変化を時系列で確認
- ISP が約束している SLA を検証
- パケット損失の多いインターフェイスや遅延の大きいリンクを発見
- 問題を抱えている特定のインターフェイスやリンクについてのデータを ISP と共有
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ThousandEyes が選ばれる理由
影響を受けるすべてのサービスの相関関係を把握
ISP 側で問題が起きればあらゆる種類の重要なアプリが利用できなくなる恐れがありますが、そうしたすべての重要なサービスを一度で特定できるようになりました。
インターネットの障害を監視
影響を受けたすべての PoP やインターフェイスのデータを利用することで、障害が拡大する様子を把握できます。
集合知を活用
すべてのユーザー、つまり世界中の数千もの監視ポイントやサービスから収集されたパフォーマンスデータを役立てることができます。
ThousandEyes の詳細
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