Cloud Insights (AWS環境) の限定的プレビュー

イノベーションの概要

ThousandEyes Cloud Insights では、クラウドネイティブのインフラストラクチャインベントリ、トポロジ、トラフィックのモニタリング領域を拡げることができます。Cloud Insights はCloud および Enterprise Agent テストへ増強されたモニタリング機能によって、クラウドネイティブ環境にて実装されたサービスやアプリケーションをエンドツーエンドで可視化します。Cloud Insights（AWS環境）は現在、限定的なプレビューとしてご利用いただけます。

主な機能：

• クラウドトポロジとの相関：AWS環境ホストのターゲットに対するネットワークテストにおいて、検出されたクラウドネットワークトポロジの表示によって、経路の可視性を拡張します。

• 構成の変更をハイライト：AWS アセットでのステータスの変更をトラッキングして、パフォーマンスおよび可用性の測定と相関させます。

• クラウドトラフィックフローの可視化：VPC フローを統合することで、各 AWS リージョン、VPC、サブネットに加えて、AWS を活用しているクラウドサービスにおける入力/出力トラフィックをすばやく把握できるようにします。

お客様にとってのメリット：

• AWS インベントリ管理：CloudOps チームは、リージョンとアカウントをまたぐ広範な展開環境に依存している場合が多くあります。Cloud Insights は信頼できる唯一の情報源（SSOT）として機能するため、チームであらゆるインベントリの概要を把握できます。

• エンドツーエンドの可視化：クラウドでホストされたアプリケーションの多くで、トポロジがエッジノードの背後に隠されていますが、AWS へのパスと AWS 内のトポロジの連係によって完全に可視化されます。これは、クラウドでホストされたインフラストラクチャであらゆる問題を解決する際に重要となります。

• さまざまなクラウドトラフィックの分析：Cloud Insights ではプライベートネットワーク、オンプレミスサーバー、クロスリージョン、パブリックトラフィックからのトラフィックを観測します。これらのトラフィックパターンを把握することで、CloudOps チームはリソースを最適化し、クラウド インフラストラクチャでホストされるアセットを最大限に活用できるようになります。

Cloud Insights をセットアップするためのクイックステップ：

1. AWS Inventory Monitoring サービスを使用して AWS インテグレーションを作成します。

2. 必要なポリシーを備えた IAM ロールを作成し、その ARN を [インテグレーション（Integration）]フィールドに入力します。接続をテストしてからインテグレーションを保存するようにしてください。

3. 障害対応の際に、すべてのインベントリデータに加えて、各アセットでの構成の変更を活用できるようになりました。

4. Flow Logs Monitoring サービスを使用して AWS インテグレーションを作成します。

5. 上記の IAM ロールに追加の権限を割り当てます。

6. S3 バケットの作成、この S3 への VPC フローログの転送、S3 を登録するための SNS トピックの作成などを実行して AWS のセットアップを完了すると、S3 で SNS トピックに通知を送信できるようになります。

7. SNS トピックの ARN を [インテグレーション（Integration）] フィールドに入力し、インテグレーションをテストして保存します。

8. 各 AWS アセットで入力/出力スループットを確認できるようになりました。

9. 検出した AWS アセットをモニタリングして、ターゲットサーバーおよびアプリケーションの背後にある AWS トポロジを確認します。