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ThousandEyes が Cisco ISR 1000 デバイスで利用可能に

投稿者 Chitra Shastri
| 2025年1月14日 | 2 分

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概要

ThousandEyes と Cisco ISR 1000 の統合により、IT チームとネットワークチームはリアルタイムの可視性、プロアクティブなモニタリング、堅牢なトラブルシューティング機能を利用できるようになり、ネットワークとアプリケーションの全体的なパフォーマンスの維持に役立ちます。


今日の高度にネットワーク化された世界では、最適なネットワークパフォーマンスを確保することがこれまで以上に重要となります。これは、顧客体験が重要な差別化要因となりうる小売、サービス、QSR(クイックサービスレストラン)業界において大きな推進力となる可能性があります。クラウドアプリケーション、SaaS サービス、分散チームへの依存が高まるにつれ、組織内外でネットワークパフォーマンスの可視性を維持することが重要な課題となっています。

ネットワークの可視性が求められる小売、サービス、QSR 業界

小売、サービス、QSR 業界では、1 秒のダウンタイムやパフォーマンス低下が収益の損失、顧客の不満、評判の低下につながる可能性があります。在庫管理から販売時点管理(POS)システムの保証、オンライン取引の処理に至るまで、ネットワーク インフラストラクチャが中断を最小限に抑えながら確実に稼働するには、高いリスクを伴います。

さらに、多くの小売業者がクラウドベースのサービスや SaaS アプリケーションにますます依存しながら複数の場所にまたがるネットワークを管理し、インベントリ追跡や支払処理などのビジネスクリティカルな業務をサポートしています。このような分散環境では、パフォーマンスを監視し、ネットワーク問題を効果的にトラブルシューティングすることがさらに困難になります。

従来のモニタリングツールでは、より広範なインターネット環境やクラウドベース環境を十分に把握できない場合が多々あります。そこで役に立つのが Cisco ThousandEyes です。アシュアランスを提供する業界のリーダーとして、当社は本日、シスコの ISR 1000 シリーズ ルータで ThousandEyes が利用可能になったことを発表します。この統合により、IT チームとネットワークチームはリアルタイムの可視性、プロアクティブなモニタリング、堅牢なトラブルシューティング機能を利用できるようになり、ネットワークとアプリケーションの全体的なパフォーマンスの維持に役立ちます。

Cisco ISR 1000 シリーズ:中小企業ネットワークのバックボーン

Cisco の ISR 1000 シリーズ ルータは、中堅・中小企業(SMB)、分散拠点、リモートサイトの信頼できる選択肢になっています。パフォーマンスと管理のしやすさを非常に重視したデバイスで、安全かつ信頼性が高く、拡張性のあるネットワークを実現します。また、統合セキュリティ、Cisco SD-WAN 機能(高機能なグラフィカルダッシュボードのセットである Cisco SD-WAN Manager が付属し、簡単にオンボーディングが可能)、VPN サポート、アプリケーション認識型ルーティングなどの重要な機能も備わっています。

しかし、ISR 1000 シリーズは、企業内に安全で高パフォーマンスのネットワークを提供するよう設計されている一方、これまでパブリックインターネット、クラウド環境、サードパーティサービスなど、企業境界外のネットワークパフォーマンスの可視性については限定されていました。ThousandEyes は、エンドツーエンドの可視性、クラウド、SaaS パフォーマンスのモニタリングにより、ルータの企業モニタリング機能を強化し、オムニチャネルの顧客体験を改善します。

ThousandEyes と Cisco ISR 1000 の統合により、優れた可視性が実現

ThousandEyes と Cisco ISR 1000 シリーズ ルータを統合すると、ネットワーク インフラストラクチャへの優れた可視性が得られます。この統合により、シスコの堅牢なルーティングおよびセキュリティ機能と、ThousandEyes の業界をリードするネットワーク インテリジェンス プラットフォームが 1 つになり、次のようなメリットが得られます。

  • エンドツーエンドの可視性:組織では、ローカルネットワークとチームが活用しているクラウドベースサービスの両方について、正常性とパフォーマンスを完全に可視化する必要があります。ThousandEyes は、ブランチからクラウドまでの評価指標を可視化し、管理者がネットワーク問題を迅速かつ包括的に診断できるようにします。

  • クラウドおよび SaaS パフォーマンスのモニタリング:小売業を含む多くの企業が、在庫管理、支払処理ゲートウェイ、POS システムなどのクラウドベース アプリケーションに依存しています。これらのサービスのパフォーマンスをモニタリングすることが、ビジネスクリティカルな業務の中断を避けるために重要となります。

  • オムニチャネルの顧客体験の向上:物理的な場所で小売サービス(POS、支払ゲートウェイなど)にアクセスする顧客は、特にトラフィックのピーク時に、高速で信頼性の高い体験を必要としています。遅延やダウンタイムは、カートの放棄や顧客満足度の低下につながる可能性があります。

多様な顧客プロファイルに合わせた統合

この統合は、幅広い顧客、特に複雑なネットワーク環境を管理するために拡張性の高いソリューションが必要な顧客を念頭に置いて設計されています。最もメリットを享受できる、主要な顧客プロファイルは次のとおりです。

  • 中堅・中小企業(SMB):中堅・中小企業(SMB)は、限られた IT リソースでネットワークパフォーマンスを管理するという課題に直面することが多々あります。Cisco ISR 1000 シリーズ ルータに ThousandEyes を統合すると、大規模なネットワーク管理ソリューションに通常伴う複雑な作業や高いコストを必要とせずに、エンタープライズグレードのモニタリングツールを利用できます。これにより、SMB はネットワークの正常性に対するプロアクティブなモニタリングから問題のトラブルシューティングまで、すべてを一元化されたプラットフォームで実行できるようになります。

  • 分散されたチームとリモートオフィス:複数のリモートオフィスや分散拠点、ハイブリッドワーク環境を持つ組織にとっては、ネットワークのパフォーマンスと可用性を維持するとこが重要です。ThousandEyes の統合により、問題がローカルネットワーク上や各ブランチロケーションの間、またはパブリックインターネット内のいずれで起こっていようと、分散されたチームがパフォーマンスのボトルネックを特定して対処するために必要な可視性を確保できます。

  • クラウドファースト企業およびハイブリッドクラウド企業:クラウドファースト戦略を採用している組織やハイブリッドクラウド環境で運用している組織も、ThousandEyes の統合から大きな価値を得ることができます。このソリューションを利用すれば、クラウドアプリケーションが期待通りのパフォーマンスを発揮していることや、Cisco SD-WAN ソリューションによりトラフィックが最適にルーティングされ、遅延や信頼性の問題が軽減されていることを確認できます。

ThousandEyes と Cisco ISR 1000 シリーズでネットワークを強化

ThousandEyes と Cisco ISR 1000 シリーズ ルータの統合により、IT チームとネットワークチームはネットワークパフォーマンスのモニタリングとトラブルシューティングを実行できます。シスコの強力なハードウェアと ThousandEyes のアシュアランス機能を組み合わせることで、組織はインフラストラクチャ全体の包括的な可視性を獲得し、優れたユーザー体験を提供して、復元力のあるネットワークを維持できます。

ThousandEyes は、SMB、分散型組織、クラウドファースト企業のいずれにおいても、運用を合理化しながらネットワークをより効率的に管理し、ダウンタイムを削減して、パフォーマンスを維持するのに役立ちます。


ネットワーク インテリジェンスを強化する準備はできていますか?Cisco ISR 1000 シリーズに統合された ThousandEyes が、デジタル時代における組織の成功にどのように貢献できるかについて詳しく知りたい方は、今すぐシスコの担当者にお問い合わせください。

統合に関する追加情報については、以下のリンクをご確認ください。


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